直接話してる時は問題にならなくても、文字のやりとりでは問題になることがあります。
「ディスク」と「ドライブ」もその典型です。
Windowsにおいて、「ディスク」と「ドライブ」は完全に別のものを指していますが、
実際には混同して使われていることが多い言葉です。

これが特に問題になるのが、掲示板やメールでのやりとり。
当サイトの掲示板でも、「ディスク」と「ドライブ」を混同しているがゆえに意思疎通がうまくいかず、
無駄にやりとりの回数が増えることがあります。
というか、それが気になったので文章化したのがこのページです。

目の前のお客さんを相手にしてる時は、いちいちそんなこと指摘しませんし、
極力お客さんの使う言葉に合わせて対応するようにしていますが、
それは現場で相手の表情とかニュアンスがわかるからできることです。
文字だけだと、そこまで相手の意思をくみ取るのは不可能なので、ここに書いておきます。

「ディスク」と「ドライブ」は違う

端的に言ってしまうと、

ディスク 物理的なもの
ドライブ 論理的なもの

です。
Windowsでこれらの概念が最もわかりやすいのは、ディスクの管理だと思います。
なので、「ディスクの管理」を例に話を進めます。

ディスクの管理

「ディスク」は、それ自体がひとつの記憶装置です。
ハードディスク、SSD、USBメモリ、SDカード、
それぞれ別の「ディスク」としてWindowsに認識されます。

一方「ドライブ」は、「ボリューム」にドライブレターが与えられたものです。
「ボリューム」は、ほとんどの場合において「パーティション」と同義です。※ソフトウェアRAIDを組んでいれば別。
Windowsがファイルの保存場所として使用するのは、「ドライブ」です。
ユーザーが主に操作の対象とするのも、「ドライブ」です。

復旧作業における「ディスク」と「ドライブ」

論理障害では、「ドライブ」を認識できなくなることもあります。
このため、データ復旧用のツールでは、「ディスク」を対象として使用する場合が多いです。

たとえ「ドライブ」を認識していたとしても、
「ドライブ」を対象とすると、すでに用意されている入れ物の中身しか見ないことになります。
データの復旧を試みる際は、既存のファイルシステム上で動作することが必ずしも良いとは限りません。
現状が好ましくないから、復旧しようとしてるわけで。
言い方を換えれば、「ドライブ」は論理的なものだから、復旧できるのです。

逆に、「ディスク」を正しく認識できなければ、物理障害が疑われます。
デバイスドライバの不具合かもしれませんが、
不安定だったXP以前の頃に比べると、ドライバの完成度は高くなってきているので、
物理障害の可能性は高いと思います。