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トピック: HDDにおけるSecureEraseとは?

HDDを初期化するときに良く昔は、ゼロフィルと呼ばれるローレベルフォーマットでディスクの不良セクタや空き領域を含めて全て0で埋めつくす事をやっていたと思うんですが、最近は従来の0fillのLow level formatではSSDでは効果が薄く、SSDに対応したSSD用の初期化としてSecureEraseという機能が一般的になってきました。

しかし、調べるとSecureEraseというのは、HDDが主流の時代からあったそうですが、HDDでSecureEraseを実行した場合、0fillと同じく全てのセクタやクラスタにデータを上書きするのでしょうか?

SSDにおけるSecureEraseは、SSDとHDDの仕組みの違いによる完全消去という意味である程度理解できましたが、HDDにおけるSecureEraseがいまいち理解できません。

ゼロフィルと同じ事なのでしょうか?
それならば、Low level formatと同じ事ですか?

ただ単に、SecureEraseとはSSDに適応化したLow level formatのことで、
Low level formatとSecureEraseは全く同じ事なのでしょうか?

HDDにおけるSecureEraseやSecureEraseと0fillの違いがいまいち理解できません。
なんやら、SSDのSecureEraseを調べると単純に0fillをしているのとは違うようですが・・・・。

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Re: HDDにおけるSecureEraseとは?

面白い質問ですね。
HDDに対する「Secure Erase」は、厳密にはゼロフィルとは違います。

ゼロで埋めていくという作業自体は同じですが、命令を出す主体が違いますよね。
「Secure Erase」はHDD内部で行われる動作であり、ファームウェアが直接実行するので、
代替処理された不良セクタに対してもゼロを書き込もうとします。
一方、ゼロフィルはアプリケーションソフトウェアからの書き込み命令なので、
代替処理された不良セクタへの書き込みは、ファームウェアによって代替領域への書き込みに置き換えられます。
つまり、代替処理された不良セクタのデータはそのまま残ります。

最大の違いは、代替処理された不良セクタへのゼロ書き込みがあるかないかだと思います。

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Re: HDDにおけるSecureEraseとは?

ご回答有難う御座います。
なるほど、要点としては、
Low level formatはソフトウェアからの0fill。
Secure Eraseは、ハードウェアからの0fill。
Low level formatは、不良セクタの代替処理を促進するだけで、不良セクタは改善されない。不良セクタ自体はそのまま。
Secure Eraseは、不良セクタへも書込みするので、もしかしたら不良セクタが回復する可能性がある。
Low level formatは、ソフトウェアによるが基本的に1回のゼロフィル。
Secure Eraseは、ハードウェアに内蔵されているシステムでゼロフィルを行い完全消去する。

こんな感じでしょうか?
調べたところHDD向けのLow level formatのソフトウェアによっては、Full EraseなどというFul 0fill等という事を行ってくれるものもあるそうです。
これらのソフトでは、MBRやGPTの領域に対してもゼロフィルを行い、同時にセクタのチェックも行ってくれるものもあるようです。
Seagate
knowledge.seagate.com/articles/en_US/FAQ/203931en

Western Digital
support.wdc.com/knowledgebase/answer.aspx?ID=1211

これらのソフトウェアでゼロフィルを行っても、不良セクタへはゼロ書込みは行われないのでしょうか?
※すみません。URLを載せようとしたところ、失敗したか無理なようですので、上記の様な記載になってしまいました・・・汗。もしルール違反などでしたら、申し訳ありません。

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Re: HDDにおけるSecureEraseとは?

・・・・あ!
すみません。
何度かURLを記載して投稿しようとした事がダメだったようで、立ち入り禁止扱いになってしまったようです。
申し訳ありません。
すみませんでした!

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Re: HDDにおけるSecureEraseとは?

URLの書き込みができない理由は、掲示板の使い方を説明したページに書いてあります。
スパム書き込みで最も多いのが、URLを貼って誘導するものだからです。
必然的に、ゲストユーザーに対する制限は厳しくしています。
ゲストユーザーの連続投稿も禁止しています。
それも書いてあります。
そういうスパム書き込みがあるからです。
書き込めないから無理やり書き込もうとするのではなく、まずはただし書きを読んでください。


リンク先ページを一読したところ、「Full Erase」はいわゆるゼロフィルです。
不良セクタの代替処理を促進するのには有効ですが、すでに代替処理された不良セクタに対して働きかけるものではありません。

また、MBRやGPTは別に特別な領域にあるわけではないので、ゼロフィルで消去されます。
代替処理された不良セクタのみ、ファームウェアの管理下にあるだけです。

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Re: HDDにおけるSecureEraseとは?

ruuroo さんのコメント:

URLの書き込みができない理由は、掲示板の使い方を説明したページに書いてあります。
スパム書き込みで最も多いのが、URLを貼って誘導するものだからです。
必然的に、ゲストユーザーに対する制限は厳しくしています。
ゲストユーザーの連続投稿も禁止しています。
それも書いてあります。
そういうスパム書き込みがあるからです。
書き込めないから無理やり書き込もうとするのではなく、まずはただし書きを読んでください。


畏まりました!申し訳ありません。
決して、悪意はありませんでした。
早速登録させて頂きました!
以後注意します!

7 トキヤ の最新の編集 (2017-05-11 15:02:44)

Re: HDDにおけるSecureEraseとは?

ruuroo さんのコメント:

リンク先ページを一読したところ、「Full Erase」はいわゆるゼロフィルです。
不良セクタの代替処理を促進するのには有効ですが、すでに代替処理された不良セクタに対して働きかけるものではありません。

また、MBRやGPTは別に特別な領域にあるわけではないので、ゼロフィルで消去されます。
代替処理された不良セクタのみ、ファームウェアの管理下にあるだけです。

一読、有難う御座います。
なるほど!それでは、一般的にソフトウェアによるLow level format(0fill)で、HDDの不良セクタの回復を望める可能性があると勘違いしている人が多そうですが、実際には真に不良セクタの改善の可能性を望むなら、ハードウェアからの命令であるATA-PASSTHROUGH コマンドからによるSecure Eraseの方が良いと言うわけですね!

とても勉強になりました!有難う御座いました!

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Re: HDDにおけるSecureEraseとは?

ゼロフィルを実行すると、不良セクタの代替処理が行われるので、不良セクタを使わないという意味での回復は見込めます。
むしろ、不良セクタに対しては見切りをつけて、このようにスペアを使ったほうがいいと思います。
そのために代替領域があるわけですから。

「Secure Erase」を実行したからといって、一度代替処理された不良セクタが再度使用できるかどうかはファームウェア次第です。
結局、そのセクタにはアクセスできないかもしれません。
少なくとも、「Secure Erase」はデータを消去するための機能です。
不安定なセクタを無理に使い続けようとする必要はないと思います。

不良セクタに対する私の考えは、リンク先ページに書いてあります。

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Re: HDDにおけるSecureEraseとは?

ruuroo さんのコメント:

ゼロフィルを実行すると、不良セクタの代替処理が行われるので、不良セクタを使わないという意味での回復は見込めます。
むしろ、不良セクタに対しては見切りをつけて、このようにスペアを使ったほうがいいと思います。
そのために代替領域があるわけですから。

「Secure Erase」を実行したからといって、一度代替処理された不良セクタが再度使用できるかどうかはファームウェア次第です。
結局、そのセクタにはアクセスできないかもしれません。
少なくとも、「Secure Erase」はデータを消去するための機能です。
不安定なセクタを無理に使い続けようとする必要はないと思います。

不良セクタに対する私の考えは、リンク先ページに書いてあります。

なるほど。
ご指摘ありがとうございます。
ご紹介の見解ページ読んでみました!
真に注意すべきは、代替処理済みセクタ数、及び代替処理保留中セクタ数とは・・・・。
今まで一番重要なのは、 回復不可能セクタ数かと思っていましたが、違うんですね。


ファームウェアによりますが、仮にSecure Eraseの実行により、真の不良セクタが、もし使えるようになったとしても、不安定なセクタを無理に使い続ける事は良くない可能性があり、はやく見切りをつけた方が、データの安全性が高くなるということですが、
そういう意味ではHDDに対してはLow level format(0fill)の方が良いということになりますね。
SSDでは単純なLow level format(0fill)所謂HDD方式は、書込みにより無駄に寿命が縮まる影響が大きく、ウェアレベリング機能やTrim機能の影響で消去の効果が薄いので、完全消去という意味でもSecure Eraseが勧められることが多いですが、HDDでは少なくとも不良セクタに対するデータ安全性の回復という意味では、単純にLow level format(0fill)の方が良さそうですね。

お陰で、自分の中で以下の様に答えがでました!
有難う御座いました。
HDD→Low level format(0fill)
SSD→Secure Erase