トピック: TestDiskを使ったRAW状態からの復旧
夏休みから慎重に取り組んでいたら9月に入ってしまいました。良きアプローチをご一緒に考えて頂ければ幸いです。
※過去ずっと貯めてきた家族写真とメール(windowsメール使用)、過去仕事の資料復活が目的です。
【故障経緯】
1.復旧対象: 古いノートパソコン(HP 6535s Windows Vista)、内蔵HDDは日立GST製750Gに換装(HTS547575A9E384)
2. HDD故障原因: 電源ボタン長押しによる、強制シャットダウンの繰り返し
(いくら待ってもVistaがシャットダウンせず、HDDアクセス中に切らざるを得なかったことが何度も)
3. 症状:ある日を境に、Biosは立ち上がるがCドライブ認識せずの状態が続く。(windowsが立ち上がらない)
【診断】
1. 内蔵HDDを取り出し外付けケースに入れ、USB接続。
2. エクスプローラーで見ると「D: E:(HP_TOOLS) F:(HP_RECOVERY) 」の3つのドライブとして認識
3. E: F:の中身にはアクセスでき、中身が見えるが、D:には「アクセスできません」と出る。
4. 健康状態(S.M.A.R.T)を把握すべくCrystalDiskInfoで診断→全てのパラメータが青信号(特に不良セクタ等も許容範囲以下)
5.「ディスクの管理」で見ると当該ディスクは「D:RAW E:FAT32 F:NTFS」の3つで認識。
→以上より、ディスクの物理損傷の可能性は低く、DのMBR領域を直せば復旧しそうと判断
【復旧作業】
1. TestDiskのAnalyseにて難なく出てきた当該パーティション部分(先頭シリンダからの部分)を選んで「P」キーを押しても
「Can't open file system. Filesystem seems damaged」のメッセージが出て何もできず。(*にしてbootable sectorにすることができず)
その他の機能「Advanced」「MBRcode」でもRAW状態を脱することができませんでした。
2. FINALDATA特別復元版にて、セクタスキャン(丸2日かかります)を実行すると、Dの下にある山ほどのファイル名が出てくるので、データ自体はほぼ完全に復旧できそう
【今後の方針】
1.当該750GHDDは過去20年のファイルとメール数万通が複雑なディレクトリ構造で蓄積されている。できれば「ディレクト構造含め」復旧したい。
→つまり、TestDiskでMBRを直してサクッとディスク自体を復旧したい(RAW状態を直したい)
2. ディスク自体の復旧が無理ならば、FINALDATAにてデータ復旧しかないが、その後の整理が難儀(何万ものファイルが整理されずに出てきても。。)
【質問】
必要に応じて、スクリーンショットを添付したいと思います。(現在スキャン中なので、後程。。)
1.このディスク、TestDiskで(MBRいじることで)復活できる可能性はありそうでしょうか?
2.FINALDATAにて、「ディレクトリ構造を維持したまま」のファイルの復活。「outlook2017に取り込める形での」メールの復活は可能なものでしょうか?
HPに書いていただいた内容を何度も精読しながら、(かつ、データを消さないように慎重に)チャレンジしておりますが、何か気が付いていなそうな点がございましたら、ご指摘頂ければ幸いです。
以上、よろしくお願い致します。