イメージファイルとは、ハードディスクや光ディスク等、記憶媒体のデータを、
まるごと1つのファイルにしたものです。
正式には、ディスクイメージファイルです。
「イメージ」とは、日本語で「像」ですが、
ここでの「イメージ」は、「鏡像」の意味で使われています。
まったく同じもの、ということです。
つまり、イメージファイルとは、ディスクのデータをそっくりそのままファイルにしたものです。
ハードディスクや光ディスクのデータをイメージファイルにすることで、完全なバックアップを作成できます。
イメージファイルのメリット
イメージファイルには、ブートセクタやファイルシステムに関する情報もすべて含まれています。
単に、すべてのファイルをまとめてコピーしたものとは違います。
これにより、起動ディスクとしての情報をそのまま保存することができます。
OSがインストールされたハードディスクやSSDのイメージファイルであれば、
イメージファイルのデータで現在のディスクを上書きすることで、
イメージファイルを作成した時点の状態に戻すことができます。
たとえ、現在OSを起動できなくても、過去のOSの状態で起動できるようになります。
CDやDVDも、イメージファイルの形で配布することで、入手しやすくなります。
光ディスクのイメージファイルは、ISOファイルの形で提供されていることが多いです。
イメージファイルを光ディスクに書き込むことで、起動ディスクとして使用できるようになります。
Windowsのインストールディスクも、
「Windows 7」以降、Microsoftからイメージファイルで提供されるようになりました。