ハードディスク/SSDのパーティションについて

必要だから存在する

パーティションとは、間仕切り のことです。
事務所のつい立てのこともパーティションと呼びますが、同じです。
パソコン用語で一般的に言うパーティションとは、
ハードディスク等の記憶装置に設けられた、データ上の間仕切りのことです。

1台のハードディスクが、なぜ「Cドライブ」と「Dドライブ」に分かれているのか、
疑問に思っている人は多いと思います。
内蔵ハードディスクの中に、ユーザーがデータ保存先として使えない領域があることを、
不満に思っている人もいると思います。
全部「Cドライブ」にまとめたいと、何度言われてきたかわかりません。

パーティションをまとめてしまうのはひとつの手ではありますが、
ほとんどの場合において、パーティションには役割があります
パーティションは、ないと困る場合があるのです。

パーティションの確認

Windowsは、「ディスクの管理」というパーティション管理ツールを備えています。

ディスクの管理

「ディスクの管理」について

エクスプローラには表示されないパーティションも、ここから確認することができます。

同様に、パーティションの操作をすることもできますが、
システムディスクのパーティションの変更は安易にしないほうがいいと思います。
たとえば、「Cドライブ」の空き容量が少なくなってきたからといって、
その他のパーティションを削除、「Cドライブ」の容量を拡張するといった操作はおすすめできません。
やるのは自由ですけど、理由があってそのパーティションが存在しているわけで。

パーティションの種類

パーティションには、いくつかの種類があります。
具体的には、

です。

ただ、今日においては、意識するのはプライマリパーティションだけでいいと思います。
というのも、拡張パーティションと論理ドライブは、
古いシステムにおける制約のために作られたものだからです。

パーティションには種類があるけど、プライマリパーティションだけになっていくから、
パーティションの違いを覚える必要はないだろうと。
書いておきながら。

パーティション分割するメリット

パーティションも意味なく存在しているわけではなくて、必要だから設けられている場合がほとんどです。
邪魔だから削除しようというのではなく、なぜ存在しているのか、
その理由と目的を理解したうえで、パーティションを活用したほうがいいと思います。

別のドライブとして使える

パーティションで分割していれば、1つのディスクを複数のドライブに分けて使うことができます。
セットメーカーのパソコンでは、内蔵ハードディスクはパーティションで分けられ、
複数のドライブとして使えるようになっていることがほとんどです。

これは、特にリカバリの際に効力を発揮します。
「Cドライブ」をリカバリしても、「Dドライブ」の内容はそのまま維持されるからです。
このため、セットメーカーのパソコンの「Dドライブ」は、
主にデータ保存用ドライブとして使うことをおすすめします。

異なるファイルシステムを適用できる

ファイルシステムは、ドライブをフォーマットする際に決められます。
従って、異なるドライブには異なるファイルシステムを適用できます。

ということは、パーティションで分割すると、
同一ディスクでも異なるファイルシステムで運用することができます

マルチブート環境を構築できる

これは、先の異なるファイルシステムを扱えることとも関係します。
異なる環境では、ファイルシステムが違うこともよくあるからです。

デュアルブートみたいな複雑な環境じゃないと思われるかもしれませんが、
最近のWindowsは、標準でこれに近い構造になっています。
たとえば、「システムで予約済み」領域がそうです。
セットメーカーのパソコンのリカバリ領域も、似たようなものです。

また、UEFIブートだと、EFIシステムパーティションが必要です。
EFIシステムパーティションのファイルシステムはFAT32ですが、
WindowsがインストールされているパーティションのファイルシステムはNTFSです。
パソコンを起動する仕組みとして、複数のパーティションが必要なのです。
従って、システムディスクに関しては、パーティションが複数あるのが普通です。

必要だから複数のパーティションがあるわけで、勝手に削除していいものではありません。