NTLDR is missing
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NTLDR is missing

「NTLDR is missing」と表示されるエラーは、
数あるWindowsのエラーの中でも、致命的な部類に入ります。
でも、エラーが表示されている原因によっては、簡単に復旧できる場合があります

順を追って対処法を紹介していきますが、最優先すべきはデータのバックアップです。
必要なデータがハードディスクの中にある場合は、まずデータの救出を第一に考えてください。

「NTLDR」とは

「NTLDR」は、「Windows NT」系(Windows NT、2000、XP)のブートローダです。
まんま「ntldr」というファイル名で、拡張子はありません。
場所は、「Cドライブ」の直下にあります。

Windowsが起動している状態でも、
フォルダオプションでシステムファイルを表示する設定にすると、確認することができます。
変にさわると、Windowsが起動できなくなります。
そして、「NTLDR is missing」と表示されるわけです。

パソコンの電源を入れてWindowsを起動する際、一番初めに読みに行くファイルが「NTLDR」です。
逆に、「NTLDR」が読めなければ、どんなファイルも読み込まれることはありません。
つまり、誤解を恐れずに言うと、
「NTLDR is missing」とういのは、「ファイルが一切読めていません」というエラーなのです。

ブートローダって玄関みたいなものですから、入口がなければ入りようがないのです。

「NTLDR is missing」が表示される原因と、その対処法

「NTLDR is missing」というエラーが出るきっかけになりそうな操作を、いくつか挙げてみます。

  • HDDを増設した
  • パーティションをいじくるツールを使った
  • Windowsがフリーズしたので強制終了した
  • よくわからないファイルがあったので消してみた

パッと思いつく範囲で書いたので、もちろんこの限りではありません。

「NTLDR is missing」と表示されるということは、
なにがしかのドライブを読みに行くことまではできています
例えば、ハードディスクにアクセスはできているとか、そういうことです。
ただし、ファイルは一切読み込めていない状態です。

ここで、よくありがちな原因として、見当違いなところを読みに行っている場合があります。

起動ドライブの間違い

例えば、Windowsのインストールされていないハードディスクから起動しようとしてみたり、
あまりないかもしれませんが、USB接続の外付けデバイスから起動しようとしてみたり。
本人はそんなつもりはなくても、起動順位はBIOSの優先度に実直に従います。

パソコンにハードディスクが複数台接続されていたり、
ハードディスクを増設したりして構成が変わったときに、このような間違いが起こりやすいです。

この場合は、各種デバイスの起動順位が正しくないことが原因なので、
BIOS設定画面から、起動デバイスの優先順位を修正することで復旧できます。

起動パーティションの間違い

例えば、「Cドライブ」にWindowsがインストールされているのに、
「Dドライブ」から起動しようとしても、起動できるわけないですよね。
Windowsがそのパーティションにインストールされていなければ、
当然「NTLDR」も存在しないので、「NTLDR is missing」となるわけです。

MBRのパーティションテーブルの記述が間違っていると、このようなことが起こりえます。
パーティションを操作する各種ツールや、バックアップツールの誤操作で、
パーティションテーブルがおかしくなることがあります。

おかしくなっているといってもそんな複雑な話ではなく、
Windowsでいう「Cドライブ」以外のパーティションがアクティブになっているだけだったりします。

この場合は、パーティションテーブルを正しく書き換えてあげれば復旧するはずです。
TestDisk」を使えば、比較的簡単に直せると思います。

多分こんな感じになっていて、起動できないでいます。

あとは、ファイルを間違って消してしまった、
もしくは本当にファイルやPBRが破損してしまった場合について。

「NTLDR」がない

思い切って「NTLDR」を消してしまったとか、なぜか消えていたとか。
これはもう、正常に動作する同バージョンのWindowsから、「NTLDR」を移植するしかないです。

KNOPPIX」等を使えば、操作自体は難しくないと思います。
確認すべき場所は、「Cドライブ」にあたるパーティションのルートです。

同様に「ntldr」ファイルが壊れていた場合も、正常なものを移植するしかありません。

起動パーティションのPBR破損

パーティションをいじくるツールの誤操作等で、こういう事態におちいってしまう場合があります。
この場合「NTLDR」は存在しており、起動ドライブ、起動パーティションの設定も間違ってはいません。

ただ、ハードディスク内の動きとして、
PBRのディスクパラメータに書かれている情報をもとに「NTLDR」を探しにいくので、
ディスクパラメータに異常があると、当然「NTLDR」を見つけることもできないのです。
これは、パーティションとしての体をなしていない状態でもあります。
PBRが何かということについては、「PBRの修復」のページを参考にしてみてください。

対処法としては、「TestDisk」を使うことでPBRを修復することができます。
PBRだけの問題であれば、あっさり復旧します。

「NTLDR is missing」が表示される状態というのは、
もうリカバリ以外復旧できないような重度のシステムトラブルだったり、
ハードディスクそのものがダメだったりする可能性も十分考えられます。
ハードディスクの診断には「HDAT2」を使ったりして、
物理故障じゃなさそうだったら、さくっとリカバリしたほうがいいような気もします。

いずれにせよ、「NTLDR is missing」というエラーが表示される原因は1つではないため、
慣れていないと復旧に手間取ることも多いです。
あらかじめ、どこかで線引きをしておいたほうがいいと思います。