ある日パソコンを起動すると、そこから一切「エクスプローラー」を開けなくなりました。
再起動しても同じ。
全体的にWindowsの挙動がおかしかったので、「コントロールパネル」を開こうとしましたが、
これも開けない。
「システムのプロパティ」も開けない。
表示されるエラーはすべて同種で、
「指定されたデバイス、パス、またはファイルにアクセスできません。
アクセス許可がない可能性があります。」というもの。
とはいえ、完全に何もできないわけでもなく、
一部アプリケーションソフトは起動でき、起動できたものについてはそれなりに動作している模様。
ネットワークも、画面上は「接続されていません」「使用可能な接続はありません」と表示されていますが、
インターネットに接続しているし、通信もできるという謎。
ただし、ほとんど何をやろうとしても「アクセスできません。」と表示されてしまい、
実質何もできない状態です。
ちなみに、不具合が発生した環境は、「Windows 7 SP1」32bit版でした。
「エクスプローラー」や「コントロールパネル」を開けなくなる原因
何が問題で「エクスプローラー」を開けなくなってしまったのか、はっきりとはわかりません。
ただしこの場合は、「ユーザーアカウント制御」の設定変更をしたことが、
最終的なきっかけになったようです。
この不具合が発生したとき、「エクスプローラー」と同時に、「コントロールパネル」も開けなくなりました。
他にも、「システムのプロパティ」が表示できなくなるなど、
Windowsの設定に関する操作が一切できなくなりました。
かなり致命的な不具合です。
ただし、不具合の起こる範囲がWindowsのシステムに限定されているようで、
起動できるアプリケーションソフトウェアに関しては、
そのソフトウェア内において、操作を行うことができました。
起きている現象から考えると、原因がレジストリにあることは、ほぼ間違いありません。
どうも、レジストリにアクセスするタイミングでエラーが出ているっぽいです。
そう考えると、Windowsの設定に関する操作が一切できないのも合点がいきます。
復旧方法
レジストリの問題なので、レジストリを以前の状態に戻せば復旧できます。
少なくとも、このケースでは復旧できました。
レジストリを元の状態に戻すには、「システムの復元」を使えばいいです。
でも本件では、「コントロールパネル」等を経由して「システムの復元」を使うことができません。
エラーが出るため、「システムの復元」に至るまでのメニューを表示できないのです。
実は、この状態から「システムの復元」を起動することもできます。
一応。
でも、Windowsが不安定すぎて二次被害が出そうだったので、
別のレジストリを使ってWindowsを起動したうえで、「システムの復元」を実行しました。
具体的には、「システム回復オプション」から「システムの復元」を実行しました。
指定する「復元ポイント」は、不具合発生より前の日時を選んでください。
システムの復元が完了すれば、今まで通りWindowsを使えるようになります。
逆に、復元ポイントが存在しないなどの理由で、システムの復元ができない場合は、
Windowsを再インストールするしかないかもしれません。