個人的に、パソコントラブルでお呼びがかかることが多いんですが、
そのほとんどのケースでは、Windowsがすでに起動しない状態になっています。
しかも、Windowsが起動しないという、その結果的に現れている症状だけでは、
原因を把握できないことがほとんどです。
Windowsが起動しないのには何か原因があるはずで、
その原因を特定して取り除かなければならないのですが、
口頭での症状伝達だけだと、何が原因なのか把握することが極めて困難なのです。
なんといってもまず必要なのは、 “原因の切り分け” なので、
順にまとめていこうと思います。
黒い背景に白い文字が出てきて停止する
英語だったり日本語だったりしますが、
通常起動時には見られない文字がそっけなく出てきて、そこで停止します。
基本的に、再起動してもWindowsを起動することはできません。
原因はいろいろありますが、ハードディスクに関するトラブルであることが多いです。
ただ、一概にモノとして壊れているというわけではありません。
いくつか代表的なものだけ、まとめてみました。
- Operating System not found
- NTLDR is missing
- 「<Windows root>\system32\hal.dll」が壊れている
- 「<Windows root>\system32\config\system」が壊れている
ちなみに、毎回セーフモードでの起動を要求される場合は、
データを抜き取ってからリカバリしたほうがいいと思います。
ブルースクリーンで停止する
ブルースクリーンとは、青い背景に、白い文字で表示されるエラー表示のことです。
ちなみに、ブルースクリーンはWindowsのエラー表示です。
ブルースクリーンが出るということは、ある程度そのパソコンは動作しているということになります。
結果的に、Windowsが起動できない状態におちいっているとしても、
Windowsを部分的にでも読み込むことには成功しているからです。
しかし同時に、ブルースクリーンはWindowsの致命的なエラーでもあります。
決して楽観視できるものではありません。
原因としては、大きく以下の3タイプに分けられます。
- Windowsのソフトウェアトラブル
- メモリに関するトラブル
- ハードディスク、もしくはマザーボードの故障
ソフトウェア、ハードウェア、どちらが原因の可能性もあります。
理想的には、リカバリでソフトウェア上の原因をつぶしてから判断すべきだと思います。
再起動を繰り返す
ハードディスクの故障である可能性が高いです。
Windowsの基礎となるシステムファイルが破損していると、このような状態になります。
ただ、Windowsのシステムファイルは、
よっぽど思い切った操作をしない限り、簡単には壊れないように作られています。
だから、そんなシステムファイルが破損してしまう状況というのは、
ハードディスク自体、正常に読み書きできてない場合が多いのです。
詳細については、下記ページにまとめてあります。