ハードディスクの「未割り当て」領域の復旧

情報は残っている

未割り当て

「未割り当て」領域とは、ハードディスクにおいて、
パーティションが割り当てられていない領域のことです。
主に「ディスクの管理」において、「未割り当て」の領域として表示されます。

通常、新品のハードディスク増設時や、
パーティションを削除したときに、「未割り当て」領域が表示されますが、
意図せず「未割り当て」になってしまうのは、論理障害であることが多いです。
ハードディスクの全領域ではなく、一部のみ「未割り当て」になってしまうこともありますが、
起きていることはほぼ同じ、原因もほぼ同じです。
※参考: SATA接続した元外付HDDが読み込めなくなりました - PCと解 掲示板

物理障害の場合は、ハードディスクの領域自体を認識できなくなります。
つまり、「未割り当て」の領域すら表示されなくなることがあります。
「未割り当て」が表示されている以上、領域としては認識されているわけで、
障害の程度としては軽い部類に入ります。

「未割り当て」領域の復旧可能性

「未割り当て」の領域を新規パーティションとして使いたい場合は、
「ディスクの管理」からパーティションを作成すればいいです。

一方、何らかの理由で「未割り当て」になってしまったパーティションを復旧するには、
ハードディスクに残っているデータが重要です。

パーティションに関する情報は、パーティションテーブルに保存されています。
パーティションテーブルは、一般的にユーザーが直接見たり操作したりすることはありません。
ただ、パーティションに関する操作をすると、パーティションテーブルが書き換えられるので、
間接的にユーザーが操作する領域でもあります。

「未割り当て」であれば、その領域はパーティションテーブルで指定されていないことを意味します。
新たなパーティションとして、自由に使える領域です。

また、パーティションの情報が保存されているのは、パーティションテーブルだけではありません
ブートセクタPBSにも、パーティションに関する情報が保存されています
というか、ブートセクタに保存されている情報量のほうが多いです。

従って、パーティションテーブルの情報が失われても、
ブートセクタの情報をもとにパーティションを復旧することは可能
です。
誤って削除したパーティションでも、何らかの原因で「未割り当て」になってしまったパーティションでも、
ブートセクタが上書きされていない限りは、復旧できます。

「未割り当て」になってしまったパーティションの復旧

以上書いてきたとおり、データが上書きされていなければ、
ブートセクタの情報をもとにパーティションを復旧することは可能です。
とはいえ、それはあまり一般的な作業ではありません。

実は、「TestDisk」という、それを行うために作られたソフトウェアがあります。
「未割り当て」になってしまったパーティションも、「TestDisk」を使えば復旧できる可能性が高いです。

TestDisk

「TestDisk」の使い方

ここでは、実際に「未割り当て」状態にしたハードディスクを例に復旧作業を行っています。