「Photorec」の動作が遅いというのは、
ほとんどの場合、初期設定のままドライブのスキャンをしてしまっているからです。

「Photorec」は動作させるだけなら簡単なんですが、
ちょっと使い方にクセがあるソフトです。
そのうえ英語ですから、なおのこと理解されないまま使われている気がしてなりません。

フリーのファイル復元ソフトの中では、
「Photorec」は復元率、機能共に高いレベルにあります。
だから「Photorec」特有のクセさえ把握してもらえたら、
もっと有意義に使うことができるのではないかと思うのです。

逆に、「Photorec」のクセさえちゃんと押さえておけば、
ドライブのスキャンを短時間で完了させることは、間違いなく可能です。

以下、「Photorec」の動作が遅い場合の注意点を列挙します。

初期設定のまま「Photorec」を使わない

多くのソフトでは、初期設定が一般におすすめの設定となっています。
いきなり設定をゴチャゴチャいじる人がいないというのもあるでしょう。

でも、「Photorec」に関してはいきなり設定をいじるべきです。
初期設定のままだと、ものすごく時間がかかりますし、
欲しいファイルも見つからないかもしれません。

必ず「File Opt」で復元対象の拡張子を絞る

「Photorec」でまず初めにすべきことは、復元するファイルの拡張子を絞ることです。
「jpg」ファイルが欲しいなら、「jpg」だけにすべきです。

初期設定ではほとんどすべての拡張子が選択されており、
これが余計な作業を生み、動作が遅くなる原因になっています。
復元対象を絞ることで余計な作業をしなくなるので、
かなりの時間短縮になりますし、目的のファイルを復元できる可能性が高くなります。

「Photorec」では、ファイルを指定する方法が拡張子しかありません。
従って、拡張子は必ず指定すべきです。

その他オプションの詳細については、下記ページににまとめまてあります。

「PhotoRec」動作オプションの説明

「Photorec」はその仕様上、一旦スキャンを始めますと、
インデックスを一覧表示するようなこともなく、全力で復元作業にとりかかりますから、
初期設定では非常に時間がかかってしまい、
動作が遅いように感じられるのも仕方ないのかもしれません。

ハードディスクそのものがダメかもしれない

ファイル復元ソフトが必要になるということは、
ハードディスク自体が、正常に読み書きできない状態にあることも多いでしょう。

順番としては、まずデータの救出になるわけですが、
ハードディスクの動作があやしい場合は、当然時間がかかります。

ひょっとしたら、もうファイル復元ソフトではデータを抜き出せない状態かもしれません。
ここで紹介している「HDAT2」でハードディスクの診断をすることもできますが、
ハードディスクにとどめを刺してしまう危険性もあるため、
どうしても中のデータが必要な時は、データ復旧業者に依頼するべきでしょう。

ファイル復元ソフトは、パソコンにかかる負荷も大きく基本的に時間がかかります。
場合によっては一晩放置するなどして、気長に待ちましょう。

「Photorec」のその他の注意点については、下記ページにまとめてあります。

「PhotoRec」使用上の注意